ひと口に塗装工と言ってもその仕事内容は様々です。一般的には建物の外壁や屋根の塗り直しを行う職人を塗装工と呼びますが、車両や船舶、機械製品を対象にした塗装工も少なくありません。塗料を均一に塗布するのが主な仕事であり、古い塗装を剥がしたり凸凹の表面を滑らかに加工する内装関係の作業も行うことがあります。専用の刷毛や噴霧器などを使って作業を行いますが、塗料が乾くまでの間にすべての作業を行うことが重要です。

同じ作業でも、人によって仕上がりに大きな差が生じる事実は否定できません。綺麗な仕上がりを欲するなら、経験豊富なベテランにお願いするのが賢明でしょう。塗装工の年収は個人の技術力やキャリア、従事する作業内容で違います。特に技術力は金額を左右する重要な事柄であり、見習いの新人と何人もの職人を抱える親方では雲泥の差があるのは当然です。

新人は素人同然の未熟者なので仕事への評価は低く、年収は200万円未満になることも珍しくありません。反面、親方は何人もの職人を管理したり、仕事の依頼を引き受けるなど管理職を兼任する、責任のある立場です。仕事に重みがある分、年収も約500万円から600万円と高額になります。年収が1千万円になる、熟練の親方も珍しくありません。

男女別に見ると男性は約400万円、女性は約200万円と大きな開きがあります。これは職人が男の世界であり、女性のなり手が非常に少なかったのが理由です。職場で男女が等しく扱われることが当たり前になった現在、女性の職人が増えて高給取りの割合も増加すると見込まれています。塗装の年収のことならこちら